¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
最近私の回りで、個人携帯に年金機構の業務委託を受けている者等様々な組織から代理人の体でアプローチをしてくる電話の話を聞きます。
内容は様々で「XXXXだから¥XXXXを支払い下さい」とか、払い戻しが出来るのでカード番号と暗証番号を教えて下さい等要求をしてきます。
暗証番号を要求してくる時点で、詐欺確定なんですが。
ただ、残念ながらこの一年の間に何人か実害にあってしまったそうで。。。
なかなか詐欺を見破るのは難しいのでしょうか。
そんなわけで今回は年金にまつわる詐欺について調べてみました。
詐欺の手口
今まで様々な手口が使わているらしく、日本年金機構に載ってましたのでご紹介。
不審な電話や訪問のケースです。
詳細を知りたい方は下記リンクをご覧下さい。
参考 日本年金機構の職員や委託事業者などと称して、現金を詐取する「不審な電話や訪問」にご注意ください日本年金機構・「年金の支払いのために年齢や預貯金額、家族構成を教えなければ、年金の支給を差し止める」と言われた。
・運送会社を名乗り、「年金関係の荷物を預かっているが、配達できないので、職業や会社名を教えてほしい」などと言われた。
・日本年金機構の職員を名乗る男性が毎月年金の集金に来ていた。集金に来なくなったので日本年金機構に問い合わせた処、当該職員が集金した事実が無かった。
・年金事務所の職員を名乗る男性が訪問し「滞納している保険料を支払わないと差押えする」と言われ、現金を支払ってしまった。
・「保険料の納めすぎによる還付金があります」「給付金が戻るので手続きするように」などと近くのATM(現金自動預け払い機)に行くよう指示され、銀行名、口座番号などを教え、現金を振り込んだ。
・「年金の手続きが済んでいないので、代わりに手続きをしてあげる。手数料が必要」などと言われ、現金を渡した。
いずれも、日本年金機構の職員が聞いたり、指示することが無い内容ばかりであります。
何故騙されるのか
一見手口を見てみると、こんなのだまわれるわけないやん。と思いますが、それがそうでもありません。
ではなぜ人は騙されてしまうのでしょうか?
恐らく2点の力が働いてしまうのだと思います。
権威性
人は専門家や制服を着た人のいう事を素直に聞いてしまう習性がある様です。
有名な話ですが、対象の人物にクイズで間違えると電気ショックを与えるという実験で、大学教授から電気ショックを加えるよう指示された被験者が、戸惑いながらも電気ショックを与え続けたという実験結果があります。
大学教授という権威に対して盲目的に従ってしまったということですね。
日本年金機構と名乗られたことにより、多少怪しいと思いつつも、職員の言うことなので間違いないと思ってしまうのではないでしょうか。
一貫性の法則
人は自分で決めたことに対して、ネガティブな状況が現出したとしても、自分の決定が正当であると思いこむために好材料を探して、自分の決定を補強するようです。
こうなると、いくら間違った決定であっても覆すのは容易ではありません。
年金の件も、職員のいうことを聞くという選択をしてしまったので、一貫性の法則が働き、前述と一緒で疑いつつも、職員がいっていることなので、自分のしていることは間違っていないと思ってしまっている可能性があります。
まとめ
自分は詐欺に合わないと思っている人ほど詐欺に合うそうです。
自分の決めることに自信のある人は案外詐欺に合いやすいかもしれませんね。
詐欺に合わない為には、電話なら余計な情報を一切話さず一旦切る。
訪問された場合は、お引き取り頂いたうえで、年金事務所に確認するのが良いです。
年々巧妙化していきますので、見破るのが難しいですが、即決即答せず、後で確認することで詐欺を回避できます。
命の次に大事なお金を守るためには何事も確認確認であります。
まだ、私のところに詐欺電話がきておりませんが、どう対応してやろうかと、実はちょっと楽しみでもあります。
還付金があるといわれたら、意外とあっさり騙されたりして(笑)
ではこの辺で、アディオス!