金融界の絶対王者?【ゴールドマン・サックス】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

いよいよ今週オリンピックが開催されますが、相場全体は明るい話題に乏しく日米共に下落傾向であります。

日経平均は海外機関投資家が売り越しており、元気がありませんね。

いつのまにやら日本の株式市場は日本の機関投資家よりも海外機関投資家に左右される市場となっております。

海外の機関投資家は主に投資銀行が主体となり、日本株の売買をしております。

投資銀行とは日本にはそもそも無いので聞き慣れない単語ですね。

しかしゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、JPモルガン、あるいはリーマンショックの引き金を引いたリーマン・ブラザーズなど聞いた事があるのではないでしょうか。

日本にも進出しており、外資系金融機関というと、これらを指すことが多いです。

外資系金融機関に勤めることが出来るのは一部のエリート達だけですので、夜の街ではモテモテでありますな。

外資系金融の名を騙る某〇〇〇〇シャルという保険屋さん達もいますが、まったく業種が異なりますので、くれぐれもお間違えの無いように(笑)

外資系金融機関の中でも一番に名前が挙がるはゴールドマン・サックスではないでしょうか。

よくビジネス系自己啓発本の著者の経歴などに元ゴールド・マンサックスと書かれていることがありますね。

元ゴールド・マンサックス出身の経済人はたくさん活躍しています。

投資系Youtuberの中にはゴールドマン先生GS君と呼ぶ人もいて、日本の投資家達にとっても馴染みの投資銀行であります。

投資主体別売買動向などでは常に同社の名前が出てきます。

女優石原さとみさんの結婚相手の勤務先としても有名ですね。

というわけで、今回は日本で馴染みの薄い投資銀行とその中でも世界最強といわれるゴールドマン・サックスについてざっくり簡単に調べてみました。

投資銀行とは

米国で生まれた独自の業態であります。

銀行の名がついているので紛らわしいですが、一般の銀行のような預貯金や融資を行わず、日本における証券会社に近い業務になります。

但し日本の証券会社は個人投資家向けにも営業をするのに対し、投資銀行は銀行や保険会社の融資部門などを顧客としています。

投資銀行の主な業務はちょっと分かりにくいですね。

簡単にいうと資金に困っている企業に対し、資金調達のお手伝いをして、その手数料で稼いでおります。

また、M&A(買収)の際に企業価値の計算をおこなったり、買収される企業との交渉を行ったりと、金融のプロとしてアドバイスをします。

勿論の顧客の資金を預かり資産運用もしています。

常に市場や為替の動き、世界情勢など金融関連の調査・分析を行い、その分析結果から投資に役立つレポートを作成しております。

もはや一国の情報機関にも負けないくらいの情報収集力と分析能力を有しているのではないでしょうか。

特に投資銀行部門は債券・株式の発行の際の資金調達支援、M&Aのアドバイス業務などをすることから花形部門であり、IBDといわれ一番人気の部門だそうです。

日本でも類似の金融機関としては野村証券を始め、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、3大メガバンクが挙げられます。

王者ゴールドマン・サックス

株式・債券・通貨・不動産取引のブローカー業務、貸付・保険・投資銀行業務にくわえ、プライベートバンキング等も行う米国の企業グループです。

1869年にドイツ系ユダヤ人移民のマーカス・ゴールドマンが手形仲介業として創業し、娘婿のサミュエル・サックスが経営に加わり、ゴールドマン・サックスと改めます。

アメリカ経済の成長に伴って証券業から投資業などへと業務を拡大し、世界恐慌やインサイダー取引疑惑などを乗り越え、世界最大の金融機関の一つに成長しております。

2008年の金融危機時もサブプライム関連の商品をいち早く、売り抜けて損失を最小限にとどめるなど迅速な対応で乗り切っています。

ゴールドマン・サックスのレポートは市場分析や経済予測に定評があり、BRICsやNEXT11といった造語も生み出しています。

ただ、金融危機のきっかけを作った金融機関にもかかわらず、社員が高額な報酬を得ていることで、ウォール街批判の象徴的な存在となっているようです。

日本では日系金融機関と連携を持たないことから、孤独な外資とも呼ばれ、独自に仕事を獲得する必要性から提案の速さと質の高さにこだわる姿勢により日本国内では王者と呼ばれる地位を獲得しているようです。

かの有名なGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の年金運用委託先の一つであります。

おわりに

激務の超エリート集団というイメージのゴールドマン・サックスですので、あまり私のような人間には身近に感じられない企業ではありますね。

とはいえ、日経平均の株価見通しや個別銘柄の目標株価などでは同社のプレゼンスは相当高いです。

日本の株式市場において確固たる存在感がありますので、その動向は決して無視できないですね。

また、石原さとみさんのような女優さんと結婚できる可能性もありますので、就職を控えた学生さんや、転職を考えている優秀な人は是非チャレンジすべきです(笑)

 

ではこの辺で、アディオス!